5-6.関西の中小企業をクリエイティブなプロトタイプ開発産業に再構築
戦略目標
ポスト産業資本主義社会
知識集約型産業
水平分業 地産地消
クリエイティブ産業の一つのモデルはアップ
ル
アップルのパッケージには、Designed by Apple inCalifornia,Assembled in Chinaと書いてあります。これまでのようなMade in JapanやMade in Chinaではないのです。ほとんどのグローバル企業がこのように書き始めています。デザインや開発をする場所と、製造する場所は異なってきているのです。
世界はグローバル化が進み、賃金格差という差異から生まれる利潤を求めて、製造業は世界を彷徨い、ITC革命により水平分業化が進み、物造り日本は通用しなく
なりました。
国内製造業はこれ迄培ってきた技術を基に、真に創造性を発揮し、商品そのもの
の差異で利潤を得るしかない。
これまで大企業の厳しい要求に答えて高い技術力を維持してきた関西の中小企業は賃金格差を求めて海外進出するか、自ら新しい差異を創出するクリエイティビティの高い商品開発力を持つしかない。
そして商品の設計デザインは日本国内で行い、日本のパイロットファブで洗練された製造技術で、賃金の安い海外生産を行い、グローバルに市場を求める構造に
再構築するべきでは。
目標達成する為の課題
(1)知識集約型産業構造(ポスト産業資本主義社会)の
再認識を作る。
(2)中小経営者のクリエイティビティの育成
(3)事業主とデザイナー/クリエイターとの
ゲートウエイシステム
(4)BtoBからBtoC の商品開発プロセス(商品開発から
マーット形成、流通迄のプロセス)と
マーケッティング
(5)クリエイティビティの費用対効果が具体的に見えないまたはどの位の予算が必要か
見えない。
(6)関西ブランド商品(アーキュタイプ)関西にしか出来ない商品開発
課題解決の為の策
(1)中小事業主を対象にクリエイティブ産業に事業構造
変換を促すセミナー/講座を解説
(2)パイロットファブ(マザー工場)ビジネスモデル研究
(3)中小事業主と流通とクリエイターのゲートウエイ
システムをつくり、その中からモノ創りから販売迄の
一貫した商品開発プロジェクトが生まれる仕組みを
創る。
(4)クリエイティブビジネスセミナー(クリエイターの使い方/マーケッティング/事業戦略
から商品デザイン戦略/開発プロセス/プロジェクト推進)
(5)デザイナー/クリエータと共同の開発予算を試算する仕組を開発(投資額と投資効率)
(6)クリエイティブ企業へ転換でる可能性を持つ萌芽企業や萌芽プロジェクトの支援
(アドバイザー委員を設ける)
(7)関西のオリジナリティの高い(関西企業にしか出来ない)技術やリソースの把握
(ネットワークマッピング)
(8)関西企業のリソースを垂直統合しオリジナル商品を開発する共同研究開発プロジェクト
(9)クリエイティブ産業のプロジェクトを推進するプロデューサー、プロジェクト
マネージャーを育成
(10)関西にブランドのショーケースを設置しPRステージを御堂筋につくる。