8-3.神戸をテーマに

やはり重厚長大産業の神戸
 神戸の産業構造について、神戸の産業構造がどのように成り立ってるのか、例えば我々が単に大阪見たら神戸はファッションの街で、観光資源もあるしある。ある意味かっこいい町で、なといろんな軽工業もあると勝手におもってるんです。
工場 神戸の色んな人に話に聞くとそうじゃないよと重厚長大の産業だよって話が有って、そのあたりを明確に教えていただいたらと思います。  神戸から新しいニュービジネスを興して、神戸の街を活性化させよるという思いは有るのですが、重厚長大の産業の町であることには変わりはない。ファッションであるとかフードビジネスでお菓子とかパンが有名なところありますけども、GDPのなかで占めてる割合ははっきりわかりません。現在は、重厚長大の産業がものすごく利益を上げていて、また重工長大の町に戻ってるような印象があります。

震災で疲弊した神戸を支えているのは重厚長大産業
工場  特に震災以降の神戸都市を見てますとその前に、毎年アーバンリゾートとかいう神戸の街を美術館に見立てたイベントがあったと思うけど、その時に見られた美しい建物でレンガ造り石づくりのようなかなり既存して一部塀だけ残されてとか堺町通りにのこされていますけれど、もかつての神戸の綺羅びやかさや華やかさが、震災以来、神戸の外に住んで外から神戸を見て、地震の前の頃と比べると、比べ物にならにほど衰退したなという印象です。その中でロボットテクノロジーとか再生医療の都市構想とかいろいろな試みがあるんですけれどもやはり現段階では一部のファッション、フードビジネスをのぞくとですね重工長大の比率が大きいのではないかなとおもってます。重工長大の産業が足腰しっかり支えたうえでその上で、顔になってくるのが、ファッション産業とか、軽工業とか、それから観光産業とかが、うまく神戸を発信する顔になっていけば、バランスのとれた都市と思いますが?

「神戸の暮らしぶり」が資源
 重工長大の街というイメージはあるかと思いますが、一方これからの神戸と考えた時、やはりそれだけのイメージじゃない新しいものを生み出す神戸の街にしなければならないという意識は非常に持ってる。町の人たちみんな、そういう風に思っていると思います。そこに安住しているような街ではたぶんないと思います。実際に造船なんかも一昔前に比べたらかなり少なくなってますし、それに代わる産業っていうのを考えなければ行けない。  そこでさっき出てました観光、神戸の持っている地域資源と言うのはやっぱり魅力的なものが多いと思う。それをやっぱり観光につなげるというのはこれからも力を入れて行くべきことだとおもう。これも観光も取り組めば取り組むほど怖いところもあって、自分たちが誇れる資源をどうやって見せていくかっていうのはやっぱり大事ですね。それを、まずは神戸市民の人たちがちゃんと認識してそして観光につなげていくと、あまりにも外の目のことだけを考えていると神戸ということを見失ってしまうことになりかねない。 それが観光観光といつもいわれているところに、危惧するとこでもあるんです。 工場 スイーツの話ですとか、ファッションの話、がありましたけど神戸と言うのは街並みとどういう風に生き方、暮らしかたにフィットさせるか、そこに喜びを感じさせるものをコンテンツとして産業化していくのがすごくピッタリくると思います。その「暮らしぶり」が神戸の強みだと思う。例えば、カフェでお茶する、神戸風の服を着る、神戸で着たい食べたい飲みたいとかそういう風な強みを生かした産業。

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