8-2.世界の都市ランキング

都市としての比較論−世界の都市総合力ランキング
 大阪だけでなく、神戸でだけでなく、京都奈良、場合に寄ったら志賀まで点々と遊牧民のようにこの議論をつづけていきたいと思っています。とりあえずお隣の神戸さんでやろうよというのが今回になりました。我々の議論してた内容が行政の方にも参考にしていただける様になってきました。今回はですね、メガロポリス構想の中で比較論的な話で進めたいと思います。お手元に、世界の都市総合力ランキングと言うのがございます。これは一般財団法人森記念財団都市戦略研究所がまとめて世界の都市の力を総合的に評価です。今日は、話のきっかけとして、ちょっとおもしろいところをご紹介していきたいます。 工場 この都市総合ランキングというのは2008年から始められて世界各国の有力な都市をランキングしてるんですけど今年の傾向として一位がやはりロンドン二位がニューヨーク三位がパリ四位が東京ということでこれを細かく見て行くとパリがスコアを落として2位の差が広がっている。というのと特筆すべきは四位の東京とシンガポールのスコアの差が縮小してきた。シンガポールが追い上げてきたことと、六位のソウルがシンガポールとの差を縮めてきた。すなわちシンガポールとソウルが東京へ追いついてきたよということなんですね。それで上海は北京を抜いたという評価です。この調べ方で非常に面白いのはふつう都市ランキングというと経済が中心になるんですけども、経済研究開発文化交流住居環境、それから交通アクセスとあらゆる分野にわたって評価してるんですね。四位が東京ですね22位に大阪が入ってます35位に福岡が入ってますざんねんながら京都と神戸は評価に入ってないのではなく、これはこの調査にかけるにあたって日本の代表都市をどこをえらぶかというのを勝手に決めているので、たぶん京都神戸を評価いれるとおもしろい結果がでてくるんじゃないかとおもうんですね。東京って4位にはいってるんですけども、ニューヨーク、パリとロンドンってそんなに差がないんです。それでこの仮にですね大阪に神戸、京都が評価されたグラフがあって3つの都市を合わせたら、関西全体で考えたら、ものすごいパワーになる。その都市力っていうのは我々が言っている関西のメガロポリス構想にちかいぐらいのパワーがあるっていう見方と、大阪の評価を見ていただきますと、文化交流が極めて少ない。他の上位のところは文化交流がものすごいちからがあるということでです。逆に神戸とか京都を評価したらこの文化交流はどのようになるのかな?それで単純にこの比較でものごとは考えられないと思いますけど、大阪京都神戸の力を足して行けばいけば、ロンドンニューヨークをしのぐパワーを持っているという見方ができます。それからもうひとつ面白いのはですね、この評価の先ほど言いました経済研究交流住居環境交通アクセスの中身をどういうファクターで評価しているかというと経営者研究者アーティスト観光客生活者ということでスコアをつけております。東京っていうのは総合スコアというのは4位ですけど経済がトップです。研究開発はニューヨークに次いで2位それから文化交流については8位それから、住居に関しては20位なんですね。それから環境と言う意味でトップ一位。交通アクセスでは10位なんです。住居というのいうのが一番低いですね。同じ関西圏で大阪をみて行きますと、大阪は総合スコアっていうのは23位なんですけども、経済は24位、研究開発っていうのは12位、それからもっとも悪いのは文化交流で31位それから、住居。これがすごいというか不思議なことに世界で15番目にすみやすいという評価をされています。唯一東京に勝てているのはこれだけですね。環境に関しては20位。交通アクセスに関しては29位というふうな分野別ランキングが出てます。ちなみに文化交流を比較してみたいと思うんですけど、シンガポールこれは4位ですそれから北京が6位 東京が8位 ソウルが14位 大阪が31位。何ができてないって特に大阪に関しては文化交流が話にならない。逆に関西圏全部考えてみるとこれで評価もっと面白い結果が出てくるのでは。 このようの話のきっかけとして、参考までに世界ランキングっていうのを紹介させていただきました。

Copyright(c)2013 Kansai Bunmei Club All Rights Reserved.