8-1.これまでの経緯とプロジェクトの紹介

関西文明倶楽部の説明
 今回神戸で、初めて開催させていただくことになりました。関西文明倶楽部は、これからの生活の在り方や、モノづくりのこと、世の中の在り方等について、各方面から、自由に議論しようと、出来るだけ多くの人と議論しようとJIDA関西ブロックのJIDA倶楽部委員会が中心になって集まった討論会ですが、多くの方々から、議論には参加しないけれども話だけ聞きたいというご要望があって、オーディアンス参加していただく事になり、今の様な形になってきました。ちょうどテレビ朝日が夜中にやっている「朝まで生テレビ」みたいな形で色々議論する様になりました。

これまでの経緯の説明
 関西文明倶楽部を今日でちょうど8回目です。、そのなかで三回目をすぎた頃から、関西の産業がどうもおかしい、元気がないと言う 議論が出てきて、デザイナーとかクリエイターが集まって議論していたこともあり、これからのは時代クリエイティブ産業だろうということになりました。 工場 それについて議論しようということで、これまで議論を重ねて来ましたが、4回目位から、大阪府の産業デザインセンターに共催していただくようになりました。多くのクリエティブに関わっている専門家が市民レベルで、大真面目にクリエイティブ産業について議論し始めたということに共感していただいたからだと思います。それから第6回目に、今回手元にお届けしている、「関西創造型メガロポリス構想」と壮大な名前をつけてしまったんですけど、元々関西文明倶楽部を標榜しているので、関西の都市が連携して何かできないだろうかと言うのを表現するためにメガロポリスと言う名前を付けてしまいました。振り替えてて見てみると、えらく大喪なタイトルになってしまった。しかし議論を重ねて行く中で様々な視点から具体的な施策が見えてきまして、このまま捨て置くのはもったいないと、お手元にお配りしている様な「関西創造型メガロポリス構想」という形にJIDA倶楽部事務局でまとめさせていただきました。HP見ていただきますと歴代の議論の記録は載せているんですけれども、その記録のなかから戦略というか具体的な施策まで落とせるアイデアがいっぱいでてきてるわけで、戦略目標と目標達成するための課題とその課題を解決する施策に分けてまとめております。このようにまとまってくると、行政で取り上げていただき具体的事業まで落としていただいたりもしております。

文明倶楽部の議論が具体化
 例えば知財権を確保してエンフォースメントをもっと働かさなければならないと議論があったんですけど、知財権を確保しエンフォースメントを働かすには、お金と時間がかかりすぎる。エンフォースメエントを働かさせるためにはリーガルメンバーとの連携が必要となりました。そこでその問題を解決する仕組みと流れを創ろうと。大阪府さんの事業として、ここにいておられるKAIインターナショナル株式会社受託し、動きだすことになりました。 少しご紹介いただけるでしょうか?

Design Support Project の紹介
工場  私どもの会社は弁理士であったり弁護士であったり法律の専門家があつまってコンサルティングをやっているような会社なんですけども、今ご説明いただいたように大阪府の方から事業を受託するような形で、この11月1日から Design Support Project という事業のを立ち上げました。今もお話に合った知権を獲得するには時間もかかるし費用もかかる。もともとデザインは模倣されやすいので表に出すとかいうときに躊躇してしまうとかそういうことが有りますが、われわれがサポート出来るのではないかと、事業をはじめさせていただ来ました。

クリエーターが参画した商品を販売しようと言う試み
 クリエイターがいろいろものを作ったけども売り場所がない。その売り場所をつくったろうやないかというプロジェクトも動き出しております。 私達の事業は、BtoBの商品、中小企業の埋もれた技術、かあるいは完成度が低く商品として売りにくいものをデザイナーやクリエーターが参加し、マーケティングの専門部隊がいて販路を作っていういうようなことを実際やろうと言う事業です。産業の発展と言うレベルでは無いのですが今回はそんなに本格的に大きな事業ではないけれども、いまスタートしたばかりで、平成27年の2月末創業ということでやっていくことになります。今話しているクリエイターの方々にはひょっとするとお力添えを頂かないといけないようなこともでてくるかとおもいますが、その時は、よろしくお願いいたします。

クラウドファンディングの紹介
工場  これも、関西文明倶楽部で議論された課題ですが、クリエーターは資金がない資本がない、銀行は金貸してくれないと、飯田さん村田さんなど具体的な商品開発をされているクリエータに方々から、意見がありまして、それでは何とかしようという動きになり、東京の方でクラウドファンディング成功されている。ミュージックセキュリティーズ株式会社を 大阪府さんが誘致し、大阪セキュリティーズ設立され動き始めています。

クリエータの経営や事業の勉強
 デザイナーやクリエータは、メソッドや理論は勉強しているが、クリエーターも事業というのを理解する必要がある、金融のプロトコル知財権を始めとする法的な事、それから、経営という事も理解する必要がある。これはまだしっかりプログラムや事業になっていないですが、クリエーターがビジネスをやるためのビジネスノウハウを勉強できる場を創ろうと言う計画が動き始めてます。


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