「コミュニケーション」は、私たちが暮らしていくうえで最も基本的な生活行動の一つです。しかしながらこの半年間で私たちを取り巻く環境は一変し、様々な作法やコミュニケーションも変化を迫られました。一方でこの状況を受動的に受け入れるだけではなく、これからのコミュニケーションを考える機会と捉えることもできるのではないでしょうか。
デザインが目指すのは美しさや便利さ、快適さだという前提に縛られず、これからのコミュニケーションのありかたを「不便益」とあわせて考えてみると、何かヒントが得られるかもしれません。人間らしいコミュニケーションのあり方で、豊かさの再定義をデザインする。そうした提案の登場を期待して「不便益×コミュニケーション」のデザインというテーマで学生の提案を募集します。